院長 プロフィール
あまの眼科クリニック 院長 天野喜仁(あまの よしひと)と申します。
この度、多くの方々のご支援・ご協力を賜り、生まれ育った春日井市に 『あまの眼科クリニック』 を開院させていただくことができました。
今日までの病院勤務を活かし、お子様からご年配の方まで皆様に愛され親しまれ、そして信頼される診療を目指して参ります。
今後は眼科医療により、地域への貢献に誠心誠意尽くしていく所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。
【略歴】
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- 藤田保健衛生大学病院 研修医
- 中津川市民病院 眼科
- あいち小児保健医療総合センター 眼科
- 藤田保健衛生大学病院 眼科助手
- 新城市民病院 眼科医長
- 豊川市民病院 眼科副医長
- 東濃厚生病院 眼科医長
平成23年5月 あまの眼科クリニック 開院
医師を目指したきっかけ
私が医師を目指すことになった最大の理由は、両親の教育による影響が大きいと思います。
幼い頃から「自分の手に職をつける」ことを強く教えられてきた私は、いつしか『身につけた知識や技術で人の役に立ちたい』と思うようになりました。
子ども心に憧れや尊敬の気持ちを抱いていた職業のひとつが“お医者さん”でした。
いつしか憧れが夢となり、医学部を目指して勉強をするようになり、藤田保健衛生大学に入学しました。
夢を追いかけた大学時代
医学部に入学するとその後に専攻する分野を選択することになります。
私が入学した頃の藤田保健衛生大学は眼科の分野が大変盛り上がっており、研究や技術開発も盛んに行われていました。
まさに世界のトップを走る医局のようでした。
そのような環境の中で私も眼科医を目指すようになり、医学部在学中は1年生から6年生までストレートに進級して、順風満帆に過ごしておりました。
ところが、国家試験を目前にした頃にそのまま医師になることに疑問を感じるようになりました。
その結果、実は一度医師を目指す道から逸れてしまったことがあります。
作家 伊集院静先生との出会い
お恥ずかしい話ですが、そのときの私は何のために働くのか目的を見失い、毎日をただ何となく暮らしている状態でした。
そんな時、私が熱心に作品を読み尊敬していた作家の伊集院静先生とのご縁があり、伊集院先生から直接メッセージをいただいたことがございます。
伊集院先生は私宛に、2枚の色紙と手紙を送ってくださいました。色紙には・・・
『人の為に峰を目指す 男子の本懐』
『水のように生きる』
という言葉が書かれていました。
私は感動し、すぐに手紙を読みました。
『前略喜仁君 まあいろいろあるのが生きるということなのでしょう。
私も自分の事だけを(名誉とか出世とか私欲とか)考えているうちはどうも上手く行きませんでした。
他人の為にやるから途中で止まるわけにはいかないのではないでしょうか。
自分だけなら、どこでもなんとかはなりますもの。そこが男の一生の仕事の価値だと思いますし。 伊集院』
私は自分のことばかりを考えていたために、生きることにも仕事にも目的を見失ってしまっていたことに気づきました。
そして、生きるということは人の役に立てる人間に成長すること、その決意と覚悟が自分自身を成長させることなのだと気づきました。
医師という職業にかける想い
迷い、横道に逸れながらでしたから、医師になるまでにとても苦労したのが本当のところです。
でも、医師の仕事は患者さんと密接に関わり合いながら、病気を治したり、健康を維持するために予防のお手伝いをしたり、『目の前にいる患者さんを“自分の家族”だと思って接する仕事』だと気づけて良かったと思います。
この経験が、私が『誠実さ』と『謙虚さ』を大切にしている理由でもあるのです。